[ カテゴリー » 技術情報 ]

ISDNひかり電話接続アダプター「VG230i」の具体的な設定手順と考察

昨日取り上げたVG230iLink ですが、思いの外便利であるのです。
また、設定に関しても非常にかんたんです。

NetCommunity VG230iの紹介はこちらLink


どのくらい簡単かといえば、
「ひかり電話1番号2CH」であれば、機械をつなぐだけで終わりです。
実にかんたんな事です。

あまりの簡素な設定にびっくりした位です。

今回構築した構成は以下の通り

NONALNUM-6E6574776F726BC7DBC0FEBBF6CEE328323031322D30392D313229

配線構成例


<前提環境>


私の会社では、下記の構成で行いました。

契約番号  095-833-3838
追加番号1 095-833-3839(FAX)
追加番号2 095-833-3888

なぜFAX番号が追加番号1になっているかと言えば、これは番号順に割り当てている為で、3888は別サービス用で割り当てた経緯がある為です。


<パソコン環境の準備>



それから、機械設定をする為に、設定側パソコンでは本体のIPアドレスを暫定ながら固定で割り当てる必要があります。

192.168.2.2/24(サブネットマスク255.255.255.0)

ip-address



<管理画面へログイン>


それからブラウザで 192.168.2.1 へアクセスします。

user-auth2

user-auth


デフォルトでは id/pass共にuserでログインできます。

これまでのISDN設定でいけば、
契約回線    095-833-3838
i・ナンバー2 095-833-3839
i・ナンバー3 095-833-3888

となりますが、私は予めホームゲートウェイ(HGWと略する)でFAX番号を除いて設定しました。

HGW-setup

VG230i-autocfg

VG230i-autocfg2

※FAX番号を使うかどうかの設定はVG230i側で制御できますが、後々の構成を考えた際、外して支障無いと判断しました。

設定に関する細かい設定は無く、すべて自動設定となるためデータの入力は不要です。
これがつなぐだけですぐ使えると言う理由です。

番号が3つしか無い場合は、i・ナンバーで設定するのがオススメです。
機械の設定に関する挙動がダイヤルインより正確で、複雑な操作が無く鳴り分けできる観点からです。
※ダイヤルインを使うか、i・ナンバーを使うかは好みの部分です。

ISDNに関する基本的な仕組みは下記のページに詳細に記載しています。
http://www.ntt-west.co.jp/denwa/support/faq/isdn_gaiyou.htmlLink


[着信番号設定/発信番号設定]と[着信方式]の部分は、基本的に変更の必要はありません。
順次サーチやラウンドロビンの部分、発信番号通知に関する部分は一切触らなくて問題ありません。

一番大事なのは、[着信通知動作]の箇所で、標準設定では、グローバルになっています。
この部分をi・ナンバーを選び、プルダウンで[着信番号設定/発信番号設定]と同じ内容で埋めていきます。

VG230i-inumberSetup


選択が終わったら、「設定保存」ボタンを押し、完了となります。

VG230i-inumberSetup2

それから、保守メニューの中にある「再起動」ボタンを押します。

VG230i-inumberReboot

VG230i-inumberReboot2


以上で設定完了です。

<補足>
機器の接続状況によって異なりますが、LANポートとWANポートがVG230iには付いています。
いずれも100Base-TXの仕様ですが、HGWに空きポートがあれば、LANとWANはどちらもHGWへつなぎます。
一般的な常識で考えると、LANとWANをHGWに差し込むのは「おかしい」とおしかりを受けますが、VG230iにはDHCP機能がありません。その為、VG230iは、パソコン側にIPアドレスを割り当て、直接ログインというセキュ

— posted by at 11:00 pm  

ひかり電話からISDN回線に変換するNetcommunity VG230iを使う

ひかり電話が開通し、早10日が過ぎようやく慣れてきた?と思ったのですが

やはり旧来から慣れているISDNのレスポンスがどうもネックになり、なじめない日々が続いていました。
先週 NTTのホームページを眺めながら、目新しい物が無いか探したところ

Netcommunity VG230iLink と言う商品がある事が分かり、早速取り付けてみた。
金額自体はさておきつつ、いくつかの問題点を一気に解消できたと思えばそれだけで溜飲が下がる思いです。
ひかり電話のホームゲートウェイは、予想通りアナログ2CHしか使い分けができず、着信鳴り分けに関する高度な設定ができない事が分かっています。

IMG0572

私の会社での設置状況

IMG0574

VG230iの背面端子構成

とは言え、単純に一般電話機1台、ファクス1台の組み合わせであればVG230iを使う必要はまず無いでしょう。


VG230iが必要になったのは事務所における事情が大きな要因とも言えます。


私のところでは、電話機が2台(2番号)+ファクスの組み合わせでファクス回線に関しては当初からファクスお知らせメールを使う事にしていました。
ファクスお知らせメールは、ペーパレスを目的としており、ファクス機を置かないで良いとは違う事情です。

ファクスお知らせメールになる事で、不要なファクス(ヘッダ等)を印刷せずに済むのとデータを直にPDF等に変換してファイリングできる点は、非常に大きいのです。


月100円の経費がもったいないと感じるかもしれませんが、今後このシステムがPDF化されて行けば、確実に利便性は向上するのは間違いありません。

現にNTTコミュニケーションズの050FAXに関しては、これまではログインしてTIFを読む(いわゆるファクスお知らせメール)方式で非常に不便でした。

2012年2月から添付ファイルにPDFがつけられるようになってから利便性は高まりました。

NTT東西のFAXお知らせメールもいずれこの機能に対応していくと思いますが、当面先の事ではないかと見ています。




さて、話を戻しましょう。

ホームゲートウェイにはアナログ2ポートを優先鳴り分け着信が出来ます。
しかし、この設定を入れると、スマホ着信(いわゆるVoIPモード)が不可(排他設定)となり、非常に不便です。


このVG230i自体はあくまでもISDNのDSU機能を持ったエミュレータ(仮想機器)であるところです。

動作自体はこれまでのDSUと同じですから、ISDNで使ったターミナルアダプタ(TA)をつないだり、ビジネスホンを設定したりといろいろです。


現実問題、ひかり電話の2ポートでは足りない、極端な話電話機を5台つなぎたい。

と言う場合、ビジネスホンを勧めるのが基本線になりますが

アナログ電話機を5台と言う場合ならば


ISDN(NEC Aterm IT31+DSUオプション)+VG210iの組み合わせで3番号を確保できます。


ただ、欠点はあくまでもホームタイプですから、同時2回線(2B相当)しか無い為、5回線確保となれば
オフィスタイプを申し込む方が安くなってしまうのはいささか皮肉な結果です。

VG230iLink と言う機器が、ISDN回線からの乗り換えに一役買うのは確かです。
アナログポートが無くて不便というのに関してもホームゲートウェイのアナログポートを活用すれば解消できます。

NTT Netcommunity VG230i
http://flets-w.com/solution/kiki_info/product/business_relation/vg230i/Link

やっと満足のいく構成にできたのは大きな収穫です。

— posted by admin at 01:36 pm   pingTrackBack [0]

バージョンあっぷ?

ホームページの構築を心なしに見直し、新たな取り組みを進めるべく考えた事が
SEOに強いホームページはどういうものか?と言う話。


実際のところ、ブログのアクセスに限らず、SEOに良い手法はURLがパラメータだと弱い。と言う話はあちこちで聞いていました。

今回はそういった手法を少しだけ緩和する手順で取り組んでみたのが、mod_rewriteを使う方法。


インターネット業界では、この手法は「万能ナイフ」的な使い方だと言います。
万能ナイフとは何か?すなわち、どんな手法にも対応できると言う意味です。


では、ホームページにおける万能ナイフの効果はいかほどに?


これまでは index.php?id=1234

と言うアドレス表記でしたが、今後はmod_rewriteを使う事で 1234.htmlと言う形に置き換える事が可能です。
URLの最後がhtmlになっている事が結構重要だと言いますが、この方法の最大の利点は
どのような挙動でプログラムが稼働しているかを隠すための手法でセキュリティ面においても大変有効です。

ほかにもいろいろあるかもしれませんが今の私ではこのあたりが限界のようです。

難しい話題ですが、ぼちぼち取り組んでいく課題が出来ました。

— posted by admin at 11:11 am   pingTrackBack [0]

回線が遅いと思ったら・・・・LANケーブルだった。

今日は昼間のんびりパソコンの前にいると、一本の電話が入る。


電話の相手は、某学校の先生からだ。


先日からも相談をうけていて時間あるときに来てくれたら良いので、と言う話だったので
目立った予定も無かった事から早速現地へ向かう事にした。


炎天下の中、パソコンの操作をする私の額からは汗がこぼれ落ちながら原因を調べると


気になる画面が見つかる。

・・・・通信速度が10MBps?


はっ?


今時LANが10Mな訳ねーだろ。と言うのが正直なところで、1GBpsとは言わなくとも最低でも100Mは幹線で接続されているだろう?
と思うのが正直な感想だ。


あいにく検証用の機械を持ち込んでいなかったのですがほかのケーブルで試したところ、違うケーブルだと1GBpsでるじゃないか???


いやはや、そんな馬鹿なと言いたくなる瞬間ですが
見た目だけではケーブルの損傷など分かるはずも無く、回線が遅い原因がまさかLANケーブルとは思いもしませんでした。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0806/09/news019.htmlLink

ちなみに10MBpsしかでないのは、カテゴリ3Link と呼ばれる旧式の配線方式ですが肉眼ではカテゴリ5か3かは判断が付きません。

ましてやケーブルは全結線されており、カテゴリ6としてみてもおかしく無いからです。


関連記事の紹介で分かりましたが、カテゴリ3とカテゴリ5は基本的に「周波数」の帯域レベルで決まると言う観点から判断して、ケーブルの劣化がカテゴリ5だったものが、カテゴリ3相当になった。と考えるのが適当だという結論に達しました。


ケーブルのレベルチェッカーに関しては、普段持ち合わせて無いだけに今回改めて必要な機器となりました。


普段は、ケーブル補修の際、信号チェックの簡易チェッカーは保有しているものの10や100等のスピードが出るかどうかの測定器を持ってなかった自分います。

どういうパーツが良いか、改めて考えて見たいと思うばかりです。

— posted by admin at 09:58 pm   pingTrackBack [0]

ローテクとハイテクの狭間から

オフィス環境を整備するのは、経営者の仕事だと聞いた事がありますが


その中でも頻度が低くても絶対に置かなくちゃいけないのが「ファクス」です。


ファクス環境に関してはいろいろ研究してきました。
同業者の動向を研究の一環で見ていますが、思った以上にファクスが無い事を感じます。


ファクスがなぜないのか?はあえて触れる場面で無いのですが、実際インターネットでやりとりをする業種・業態であれば「ファクス」は確かに不要と思います。


それでも、ファクスが重宝される背景には、パソコンを起動する事以上にファクスを使う環境はまだ残っている事を意味します。


先日のソフトバンクの1Q決算発表においてペーパレス宣言ですべて電子データによる配給だったことはこういったローテク環境とは一線を画すだけに我々もその域にいければと思うばかりです。


ファクスDMも一昔前に比べたら、だいぶん目減りし、届くものもごく一部のものに限られています。



なぜこのご時世でファクスなのか?


一番に「手書きでの添削」は今でも、メールより手軽です。

勿論一歩先を行く方々であれば、画面コピーをしたデータを画像ソフトで修正し、メール添付という方もいます。


それは全体の中でごくわずかです。


私自身も、印刷してペン入れした物をファクスするのは、ごく当たり前に行っており、口頭でのやりとり、メールでのやりとりと比べ手間がかかり不便ですが、より的確に意図を伝えられる面では便利だと思います。


ローテクなサービスはこのほかにもありますが、ファクスは単純な構造ゆえに様々な技術応用がなされています。


IPファクスの一つに、050系ファクスと020系ファクスの2つがあります。

今後はファクスの送信先を050系ファクスにすべて統一して行く方針を立てており、電話の問い合わせも050系にしていきます。



050系の番号をなぜ重宝するか理由は2つあります


現在、私の会社において問い合わせの電話番号は基本的に 095−833−3838 を使っておりますが、この番号は今後移転などを行えば利用が出来なくなるおそれがあり実用的でありません。

その一方で、050系を考えている背景には、全国どこから通話しても料金は一律、さらに番号そのものは今後も維持して持ち続けられる点は大きいと考えています。


050番号を使うのは、正直抵抗があり、南島原市は連絡先電話番号がすべて050番号となっています。
部内間の連絡はすべて無料であるのは050電話であるメリットかもしれませんが、地域住民にとって見れば不便ではないか?と思ってしまうのは私だけでないはずです。

さらに、災害時には050番号はIP電話である為、通信回線の切断と同時に利用不能になる可能性も考慮しなくては・・・と言いたいですが、インターネット回線が確保されていれば一般回線より「使い道がある」のは先の震災で立証されています。

とは言え、日常生活の場合は050番号だけではどうしても「信頼性に欠ける」が私の持論です。


固定電話の回線と併用して050番号を使う。モバイルが中心になるときは050を中心に展開する。

と言う使い分けになると思うからです。


ご存じ無いかもしれませんが、050電話番号は0120系の特殊番号を始め、110番など緊急通報は一切使用できません。

そのため0120系に発信するとなれば、携帯電話ないし050以外の番号から発信しなければ利用できない状況があるため、この点は早急に改善すべきでないか?と思うばかりです。


かつては、050番号からの発信は当時から変わっていませんが、着信は050番号同士以外出来ない時代がありました。

着信に限って言えば、ようやく相互接続ができる様になったので良いのですが、発信に関しては10年以上前からなんら進展が見られず、現在に至ります。


050番号は、0570の変化系とみています。

0570のナビダイヤルは、発信側と着信側の両方で通話料を負担する方式で、フリーダイヤルの一方的負担とは違い、応分の負担がある制度は過度なやりとりを制限出来る上で便利とみています。

そういう点では、利便性そのものはあ0570にくらべ便利とみています。


とはいいつつも、ローテクな環境は決して楽ではありませんが、今後も大事だと痛感しました。

— posted by admin at 10:06 pm   pingTrackBack [0]

このエントリーをはてなブックマークに追加
<< 2024.5 >>
SMTWTFS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
 
T: Y: ALL:
Created in 0.0299 sec.