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決済サービスのあれこれ〜ゆうちょ振替口座を活用する施策と意義

今朝のニュースでこんな記事を見た。

newsmainichi



これは、東日本の震災における被災地支援のために一口支援の一環で全国からもので、その後の活動結果をしようと漁業関係者が送ろうと思ったができなかった。

という話。


振込において、振込人の個人情報を尋ねても金融機関で回答しないのは、既定路線であるし、仮に回答したところで膨大な照会件数をするのは本来の業務とは到底思えない。

今回のケースで行けば、振込人の情報を照会するのはいわゆる「照会業務」の一環です
たとえば振込金額に心当たりがないといった場合に、

***基本定義***
自分をA銀行
相手をB銀行
と仮定すると

A銀行→B銀行へ照会
B銀行→顧客へA銀行の振込先から問い合わせを伝達

の顧客からこちらへ連絡をしてもらう。という流れになります。


こういったことをなくすためには、やはりゆうちょ銀行の口座(振替口座)を使用するべきと考えます。
もちろんこの方法も完璧とはいえませんが銀行振込に比べ便利です。

利便性として

*手書きでメッセージが伝えられるため、住所氏名電話番号が記載される。
*送金記録の情報が郵送で届くため、管理がしやすい

振込手数料の設定が「受取人負担」または「送金人負担」を選択できる
といった決済方法の幅があるのもまた特徴です。

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利用者が使用する用紙



郵送で届く通知書の例


この方法は従来からの方法で、以前は「コピー」でなく「原紙」が届く時代もありましたが、今はオンライン化が進み、原紙が届くことはありません。

この方式に変わってから便利だと思う一方で、郵送で届くコピーをなくすと事実上、確認するすべがありません。

このような記事を見るたびにいつも思います

— posted by admin at 08:50 am   pingTrackBack [0]

ネット銀行口座開設のススメ

学問のすすめならず、ネット銀行口座開設のススメ。
というのはどういう意味なのか?


私自身は、メインで使っているジャパンネット銀行の口座は開設してから最初の5年間はほとんど稼働してませんでした。


その理由は便利だとわかっていてもあまり使ってもらえない。
というちょっとススメになってない気がしますが、私はサービスが始まると「まずは作ってみよう」という好奇心から始まります。


関心が無いところにはじめの一歩がないからです。


世間にネット銀行が開業したのが2000年のこと。最初は個人向け口座だったのが法人向け口座も始めて行く流れになった際、ジャパンネット銀行の口座開設要件は煩雑です。

企業向け口座(いわゆるビジネスアカウント)を設置する際の要件は、ウェブサイトを持っていること。


単にアドレスを持っているだけでは審査に通りません。
会社としてのホームページが存在し、実在確認が取れることが一つの審査条件となっているのです。
これは、銀行口座の名義とホームページの存在を総合的に審査し、口座開設に至ります。


私が今の口座を開設してちょうど10年になります。


当初はあまり認知されていなかったジャパンネット銀行の口座ですが、近年は振込先に指定されることは多くなっています。


もちろん、企業の年数に限らず持っていない企業は多数ありますのでまだまだといったところと思いますが、全国にまんべんなく口座開設されているジャパンネット銀行の特性は、法人・個人・個人事業主とどの属性で契約しても差が無いこと。

同じネット銀行の大手、楽天銀行(旧イーバンク銀行)は利用者こそ多いものの、個人事業として利用するには少し不便な印象があります。


ジャパンネット銀行が便利だと言う理由はほかにあります。


銀行口座の入出金記録をとる場合、楽天銀行は入金は+000円、出金は−000円となっているのに対し、ジャパンネット銀行はその点、入金・出金の記載が一般の金融機関の通帳記載と同じ仕様である点があります。

振込手数料こそ、楽天銀行に比べやや高いと感じるかもしれません。

ただ、ATM手数料が楽天銀行の場合、原則有料に対し、ジャパンネット銀行が条件付きであるが無料の点。

この差は、非常に大きいと思います。


さらに今、トレンドのvisaデビットの取り扱いですが、ジャパンネット銀行の場合は全口座保有者に対し、楽天銀行は個人向けにキャッシュカード兼visaデビット機能。と若干異なります。

取り扱いの条件もジャパンネット銀行が無料に対し、楽天銀行は年会費が必要な点も異なる一つの特徴といえます。


前者と違い、後者の場合は利用如何に関わらず費用発生する点は、考えるに損した感じもしますが、物理的にカードがあるため、実店舗で利用できる点は非常にメリットがあると考えます。

ジャパンネット銀行はあくまでもカード番号のみですからamazonといった通販利用が主です。
楽天銀行の場合も、もちろん可能ですがいったん会社口座から個人口座に移し替えて決済となるのでこの点が不便な気がします。


ネット銀行口座で楽天銀行を使っているユーザは決して0ではありませんが、個人的には企業向けにはジャパンネット銀行、個人なら楽天銀行かなと思っています。

それぞれの決済特性といった場面にたった際、
「個人利用なら楽天銀行。」
「会社利用を考えるならジャパンネット銀行。」

これが最適解とは思いませんが、私が楽天銀行の口座があるのは「個人の楽天銀行口座保有者向け」を囲い込むため、普段はジャパンネット銀行の口座で実務が回る点から見ても明らかです。


地方銀行の口座については、公金収納の関係上、あると良い程度と思います。
ただないからといって困りません。公金収納を「ゆうちょ銀行」にするのも一つの手です。
全国に店舗があり、収納ができる唯一の金融機関です。

ネット銀行が現時点で万能とはいえず、それ以上に不便な理由が引落のことだけです。

これがもう少し対応してくれたらすべて一本化できるのですが・・・。

— posted by admin at 04:56 pm   pingTrackBack [0]

本人確認資料のあれこれ

契約書を作成する際に、本人確認資料の仕組みを研究しているのだが

この確認資料は共通項というより、ルールが決まっていないという。


一番オーソドックスなパターンとして

*運転免許証
*健康保険証

だが、このほかに

*住民票
*印鑑登録証明書(いわゆる実印登録証)

があり、金融機関によって審査が異なる故、これといった基準はない。

ある会社では

本人確認資料として、住民票と印鑑登録証明書の組み合わせでよいというが私から見ると、どうしても疑問が残ってしまう。

なぜならば、運転免許証は公安委員会から発行したもの、健康保険証は官公庁ないし、市町村のいずれかでつくったものだ。

では、住民票と印鑑登録証明書はどうか?

すべての都道府県ではないが、住民票や印鑑登録証明書はコンビニのコピー機で発行することが可能になっているため、誰でも・もれなくとは到底言いがたい。

ほかに方法がないのか?

と疑問に持つことは、ある程度あるとは思うが

私自身が支持したい、本人確認の書類としてAB方式がよいと思う。

A群
*運転免許証
*保険証
*写真付き住基カード(住民基本台帳カード)
のうちどちらか1通

B群
*公共料金の領収証(住所・氏名が記載されているもの)
*住民票

ではないかと考える。

特にB群の公共料金の領収証というのは、結構ポイントが高く
電気・ガス・水道の3料金から選ぶのは、決して悪くない。

電話料金に関しては、NTTが前提となっている。

KDDIやソフトバンクではなぜダメなのか?という理由は、NTTは加入時に本人確認を前提に契約するが、KDDI(固定網)やソフトバンク(テレコム)については、本人確認無くとも契約が成り立つ性質を持っているところから、NTTと同列に扱えない。

というのが現実とみる。
しかしながら、移動体はさておき、プロバイダ事業にスポットを当てると、住所・氏名だけでとりあえず契約できる点はいささか間違いではない。

本人確認をどのようにとるかは、第三者からの手続きをいかに防ぐかにかかっている。

本人確認資料を2種類で一つは「公的書類」ともう一つは「住所確認」という書類。

住所確認は居住ないし、実態があることを立証する唯一無二の書類。

特に公共料金についていえば、発行者の信頼性に基づく点が大きく、書類云々はさほど重要とは思えない。


本人確認資料を契約時は、

*公的証明書のコピー+
*住民票の写し+
(必要に応じて各種許可証のコピー)

としている。

公的証明書はある程度わかるのだが、住民票の写しはかなり重要な意味を持つ。

一番よい本人確認の方法は、郵送+証明書確認受け取り

が適切ではないだろうか。

改めてそのように思いたい。

— posted by admin at 06:31 pm   pingTrackBack [0]

ジャパンネット銀行のvisaデビットが新しくなった

インターネット銀行において、visa決済はとにかく便利です。

クレジットカードを持つのとこのvisaデビットの違いは私の会社での利用方法として紹介します。
業務上、受注発注が多い中、立替金は極力避けています。
顧客の与信枠等に応じて、立て替えに関するロスを減らす方策として
ジャパンネット銀行のvisaデビットサービスは便利です。

jnb


ジャパンネット銀行は、個人口座と事業用口座をそれぞれ開設することができ、私の会社においても例外ではありません。
入金も基本的にジャパンネット銀行に振り込んでいただくのは資金の動きがリアルタイムにわかる利点があります。
しかしながら、すべての支払をジャパンネット銀行にできないため、入金用口座に限って使用し、公共料金の引き落としに関しては、地銀を利用しています。


さて、本題のvisaデビットが新しくなった、そのポイントはどこにあるか?

http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/index.htmlLink


これまでは、
「10万円かつ1カ所かつ10日間」といういわゆる「一時発行」のワンタイム型visa決済だったのが
「上限は100万円まで自由設定+有効期限は5年間」となったため、いわゆる「バーチャルで利用できるvisa決済」に変わったのです。

支払方法においてカード払いと銀行振り込みがあり、即時性が高いカード払いができるのは大きな利点です。

さらに、クレジットカードや他のデビットカードは審査やカード番号発行までに1〜2週間かかるのが、使いたい時、すぐに利用できる点もvisaデビットの利点だと考えます。


通販において、ジャパンネット銀行のvisaデビットは他の銀行より利便性と安全性の両面を確保し、必要に応じてvisa番号を発行するだけで使えるようになるのは大きな魅力です。
もちろん、利点ばかりと思いがちですが、欠点は「プラスティックカード」が発行されないため、店頭払いにおいて利用できない欠点もあります。

今回の改定で、課金継続払いを公式に認める動きが発表されました。

KDDIのauに関しては、visaデビット払いを可能としたのは、画期的な対応だと思います
しかし、支払状況によって利用停止処分も行うという「条件付き容認」は、ユーザにはリスクも相応に負担いただく事を意味し、決してよいとはいえません。

後一つ、気になる事があります。

継続払いができる事は、すなわち会員番号は半永久的に使いたい要望は少なからずあると思慮します。

5年経過後のカード番号の取り扱いはどのようになるのか、まだ詳しい動きがありませんので当面は様子見です。
今後の支払形態に是非一つ加えてみてはいかがでしょうか。

— posted by admin at 11:06 pm   pingTrackBack [0]

モバイルCAT〜楽天スマートペイを使う

楽天グループでペイパルに対抗して始まった

楽天スマートペイLink

smartpay


ペイパルのPaypal Hereと対比しながら便利な点は以下の通り

1:楽天銀行に口座を持っていれば、本人確認の審査が簡素化される
2:決済後の資金化が翌日に取り組まれる為、資金繰りがしやすい


手数料の4.9%については、ペイパルの5%を意識したところで実際のところ大きな差には思えません。

私のところでは、両方契約していますが、両方契約してどちらが良いか?


使い勝手を考えたところ、楽天に軍配が上がりました。


利用端末がiPhoneに限らず、すべてのスマートフォンに対応している事。
メーカ(端末機器)及び通信キャリア(ペイパルはソフトバンクのみ、楽天は主要3社)と対応企業が多いのも大きな利点です。


従来のカード決済と違い、資金化がわずか1日というのは業界でも最速では無いかとみています。


欠点は、カード決済の明細を紙でなく、メールで供給する点ですが
このあたりは運用側で取引番号などを手書きで渡す等、いくつか工夫する点はあるかもしれません。

— posted by admin at 08:40 pm   pingTrackBack [0]

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