鳴り物入りで始まった、イーバンクマネーカードも来月4日までで一部廃止にするという
(無料サービスの一環だったのだが、利用上の穴を突かれ事実上の廃止)
2010年4月以降も利用するには、有料会員(クラッシクは1000円、ゴールドは3000円)支払うことで継続が可能。
ただし、同等サービスで先発企業のスルガ銀行はこれまで通りの運用であるのに対し、イーバンクは廃止というのは
明らかに「利用者層」が異なるからだと思われる。
つまり、客層が「低所得層」が中心だったことを物語り、残高がなくても利用できるという錬金術的な使い方ができたのも一因ではないだろうか。
即時決済用のサービスとしては便利だが、継続利用や一部の特殊サービスには全く利用価値が見いだせず
もっとも「利用手数料」がなんでも有料になってしまったこともユーザ離れを出した原因ではないだろうか。
今月から一番の主力だった振込手数料を改定(1件あたり50円)を導入したことで、ますますネットバンクの使い勝手を悪くしたのではないだろうか。(昨今のネットバンクは自社間(自行間)は無料が主流)
このような時代の流れと逆行したことになるとは当初は思っただろうか。
この問題は、近年オープンしたネットバンク系はすべて同じ問題を持ち
*じぶん銀行 経常赤字(設立メンバーの社長は既に退任)
*イーバンク銀行 通年赤字(設立者は楽天傘下になったことに伴い退任)
*イオン銀行 累積赤字(イオンが主体なっており、赤字はまだ抱えている?)
一方で、黒字を出しているのは
*ジャパンネット銀行 黒字経営 堅実な経営(三井住友系)とカードローンの融資がメイン
ただ、ジャパンネット銀行は、慎重になりすぎな一面もあり、確実性が伴わない事業には手を出さない
他の金融機関が行っている(ペイジー業務)は未だに参入しておらず、イーバンクがはじめたvisaデビットのサービスを今年から始めた。
こういうところからみても、本当にどうなんだろうか?
今後の動向に注目しよう
[ Tags :: イーバンク ]
イーバンクマネーカードの終焉
2009-12-15
今日のテーマは、一番しっくり来る言葉を選んでみました。
http://www.ebank.co.jp/
イーバンクマネーカード(visaデビット決済機能付きカード)が発表されたのは2007年7月の事
口座開設者はのべ300万口座を有するネット銀行最大手である
このイーバンクマネーカードが引き起こした事件は記憶に新しく
その1:継続課金サービスの廃止
その2:高速道路の利用料決済の廃止
その3:無料会員制度の廃止(ゴールドカードまたはクラシックプレミアムに変更)
と酷評の中の酷評が書かれる事態になったことには、さらに次の要因も加えてある
その1:セブン銀行での入出金無料→条件付き無料(カード保有で最大7回まで無料)
さらに上記の改定がさらに進み
その2:提携ATMでの入出金が原則「有料」→ただし10万円以上の金融資産を持っている場合は300万円の定期がある場合において、7回まで無料
これに追い打ちをかける事になった事として
その1:イーバンク間の振込手数料が1件あたり50円
その2:イーバンクマネーカードのキャッシュバックの廃止→楽天ポイントに移行
(還元ポイント率は 100円毎1%→1000円毎0.5%)
その3:立替払い発生時の違約金の設定(詳細不明)
と楽天銀行になるための準備が着々と進んでおり、楽天銀行に名称が変わるのは3月1日〜4月30日の間と予想しています。
実際問題、楽天によるイーバンクの顧客選別をはかる計画は一番の稼ぎになると見込んだ、イーバンクマネーカードの負債があまりにも大きく、これは、高額になりやすいガソリン代や高速道路代などといった、時間差で決済される立替払いのサービスの負債が大きくのし掛かったのでは無いかと見られています。
当然、カードの利用停止を行ったとしても、既に発生した決済を止める事は出来ません。
これにおける、貸倒金は容易に想像出来るものです。
イーバンクマネーカードは、入会審査が無しに等しいサービスであるため、一定年齢以上は一律に発行される物でした。
しかし、visaカードの盲点を突いた利用方法が目立ち、結果的に今回の事態になったことは、一部の不良ユーザの行為が、すべてのユーザに影響した事とも言えます。
競合ネット銀行である、ジャパンネット銀行がこのサービスを行わず、カードローン事業をメインに行っている事は、イーバンクが行っている事と比べると対照的と言えます。
この結果は、それぞれの貸借対照表を見ることで財務体質が分かります。
イーバンクに比べ、ジャパンネット銀行はサービス面では、やや劣る部分があり、ペイジーといった電子決済サービスに対応していません。
他の銀行の提携サービスもやや見劣りします。
一方で私の会社がジャパンネット銀行をメインバンクとしている理由の一つに、「決済サービスの利便性」があげられ、電子帳票といったサービスの良さから、イーバンクを採用しなかった経緯があります。
ただ、こういったマイナス要素ばかりがクローズアップされてしまうと、本来の良さが見いだせずサービスの不満ばかりが先行する結果となります。
終焉と揶揄した理由の一つに「より便利に改定しました。」と謳っているにもかかわらず、すべてが「サービス低下」の方向に進んでいる事は、残念な事であり、本来意図するべき所では無いと思うのです。
一度失った、イーバンクの信頼を回復するには、他社に負けないサービス力と、これまで培った先進性をどれだけ出せるかにかかっていると思います。
私自身も今後の成り行きを見守るのと同時にネット銀行の選び方を考えさせられた様に感じました。
http://www.ebank.co.jp/
イーバンクマネーカード(visaデビット決済機能付きカード)が発表されたのは2007年7月の事
口座開設者はのべ300万口座を有するネット銀行最大手である
このイーバンクマネーカードが引き起こした事件は記憶に新しく
その1:継続課金サービスの廃止
その2:高速道路の利用料決済の廃止
その3:無料会員制度の廃止(ゴールドカードまたはクラシックプレミアムに変更)
と酷評の中の酷評が書かれる事態になったことには、さらに次の要因も加えてある
その1:セブン銀行での入出金無料→条件付き無料(カード保有で最大7回まで無料)
さらに上記の改定がさらに進み
その2:提携ATMでの入出金が原則「有料」→ただし10万円以上の金融資産を持っている場合は300万円の定期がある場合において、7回まで無料
これに追い打ちをかける事になった事として
その1:イーバンク間の振込手数料が1件あたり50円
その2:イーバンクマネーカードのキャッシュバックの廃止→楽天ポイントに移行
(還元ポイント率は 100円毎1%→1000円毎0.5%)
その3:立替払い発生時の違約金の設定(詳細不明)
と楽天銀行になるための準備が着々と進んでおり、楽天銀行に名称が変わるのは3月1日〜4月30日の間と予想しています。
実際問題、楽天によるイーバンクの顧客選別をはかる計画は一番の稼ぎになると見込んだ、イーバンクマネーカードの負債があまりにも大きく、これは、高額になりやすいガソリン代や高速道路代などといった、時間差で決済される立替払いのサービスの負債が大きくのし掛かったのでは無いかと見られています。
当然、カードの利用停止を行ったとしても、既に発生した決済を止める事は出来ません。
これにおける、貸倒金は容易に想像出来るものです。
イーバンクマネーカードは、入会審査が無しに等しいサービスであるため、一定年齢以上は一律に発行される物でした。
しかし、visaカードの盲点を突いた利用方法が目立ち、結果的に今回の事態になったことは、一部の不良ユーザの行為が、すべてのユーザに影響した事とも言えます。
競合ネット銀行である、ジャパンネット銀行がこのサービスを行わず、カードローン事業をメインに行っている事は、イーバンクが行っている事と比べると対照的と言えます。
この結果は、それぞれの貸借対照表を見ることで財務体質が分かります。
イーバンクに比べ、ジャパンネット銀行はサービス面では、やや劣る部分があり、ペイジーといった電子決済サービスに対応していません。
他の銀行の提携サービスもやや見劣りします。
一方で私の会社がジャパンネット銀行をメインバンクとしている理由の一つに、「決済サービスの利便性」があげられ、電子帳票といったサービスの良さから、イーバンクを採用しなかった経緯があります。
ただ、こういったマイナス要素ばかりがクローズアップされてしまうと、本来の良さが見いだせずサービスの不満ばかりが先行する結果となります。
終焉と揶揄した理由の一つに「より便利に改定しました。」と謳っているにもかかわらず、すべてが「サービス低下」の方向に進んでいる事は、残念な事であり、本来意図するべき所では無いと思うのです。
一度失った、イーバンクの信頼を回復するには、他社に負けないサービス力と、これまで培った先進性をどれだけ出せるかにかかっていると思います。
私自身も今後の成り行きを見守るのと同時にネット銀行の選び方を考えさせられた様に感じました。
— posted by おおくす@ai2station at 09:34 pm TrackBack [0]
【IT企業】イーバンク銀行が楽天銀行へ商号変更
2009-06-04
おそれている事、と言うより
昨年の増資の段階で予想がついていた、今回のニュースリリースはあまりインパクトのある事には映りませんでした。
http://www.ebank.co.jp/ir/pdf/090604.pdf
ここ最近、楽天は自社コンテンツをすべて「楽天ブランド化」する傾向は、国内信販が楽天KCに、自社で旅行サイトを運営していた楽天トラベルを廃止して、マイトリップネット社を買収した上で、楽天トラベルに変更したりと、いわゆるM&Aが活発であるのはご存じの通りです。
今回のイーバンクが楽天銀行へ変わる事も、本来の流れから見た場合、自然の流れと言うべきか
サービスの改悪が目立つと様々なサイトで記載されている事を拝見する限り、思う事が
「気にくわないなら、辞めりゃいい」
と私自身、感じる所です。
国内でもわずかな発行である「VISAデビット」の発行機関である事は、特筆する点としても
実際の所は、利用に条件等がついたりとその方向性には疑問が付く事もまた事実と思います。
実際の商取引で、振込先金融機関を地元銀行にしていた所を「ジャパンネット銀行」へ変更した理由は、入金管理のスピーディ化であり、管理の容易さも後押しする結果となりました。
一方で、イーバンクに関しては、覚えやすい口座番号にもかかわらず、最後まで「指定口座」にする事をためらいました。
理由は、「楽天の資本参入」の段階で、「楽天銀行」になるのは時間の問題と見ていたからです。
変更時期は、来年の6月をめどにと言う書き方でしたが
変更の可能性として見た場合に、今年の10月、来年の1月、4月ではないかと見ています。
どれも、可能性としては高く、
「下期」としての10月、
「年変わり」の1月、
「新会計月」の4月と
いう理由です。
もちろん、上記外にあるかといえば、考えられる事ですが
私の予想としては、来年の1月あたりが有力に思えます。
認可が下りるのが、10月頃で、変更準備等を含めると来年1月が最短だろうと言う見解です
それからした場合に、今後どうなるかは予想が付く話で
商号変更のスケジュールは
来月に、本店所在地を楽天本社と同じ位置に変更
平行して金融庁へ商号変更の申請
変更審査を経て
商号変更
といった流れでしょうか。
もちろん、私個人の予想であるため「公式見解」とは異なりますし、何の根拠もありません。
ただ言えるのは
これまでの社名変更の動きを見た場合に、この期間があれば「可能ではないか」と言う事でしょうか。
楽天が参入してから、サービスが改悪された?とか利用者が使いにくくなったと言う話を良く耳にするのですが
理由の大多数が「ATM」と「振込手数料」に関する所で、この点について言えば「ごもっとも」な事ですし、便利さの指標であるのも事実です。
イーバンクに限らず、近年の動きは「基本料」を高めに、特典をつけて「値下げ」という「一律」サービスから「条件」つきサービスに変わったのが特徴かもしれません。
特定のサービスを使ってもらう事を条件に「各種手数料」を無料化する動きが多く
「ジャパンネット銀行」だと「ヤフー決済」の登録で口座維持費無料
「三井住友銀行」では「ウェブ通帳」の登録でATM手数料無料
といった様に、特色あるサービスであるか?といえば
イーバンクだけ、突出して「目立っては困る部分」が目立った結果になったようです。
せめて「振込手数料が一律160円」とか「ATM手数料が終日無料」とかインパクトのある部分を改定したことが一番のブーイングだった事でしょうか。
顧客数も300万と地方銀行の顧客並みに利用者が多いだけに
サービスの改定は必須だった事でしょう
楽天銀行になれば、信販と銀行を一手に抱えて管理する事になる事を考えれば
これまでの払い込み先はすべて「楽天銀行」一本になる事はもう確実で、イーバンクが提携しているカード会社の契約は、近い将来解消して楽天KC一本になるのでは無いかと思います。
為替取引の関係で見た場合に、西日本シティ銀行へ依存している部分がある事を考慮するとそのまま解消になるかといえば、まだまだ不透明です。
今後の動きに注目したいです
昨年の増資の段階で予想がついていた、今回のニュースリリースはあまりインパクトのある事には映りませんでした。
http://www.ebank.co.jp/ir/pdf/090604.pdf
ここ最近、楽天は自社コンテンツをすべて「楽天ブランド化」する傾向は、国内信販が楽天KCに、自社で旅行サイトを運営していた楽天トラベルを廃止して、マイトリップネット社を買収した上で、楽天トラベルに変更したりと、いわゆるM&Aが活発であるのはご存じの通りです。
今回のイーバンクが楽天銀行へ変わる事も、本来の流れから見た場合、自然の流れと言うべきか
サービスの改悪が目立つと様々なサイトで記載されている事を拝見する限り、思う事が
「気にくわないなら、辞めりゃいい」
と私自身、感じる所です。
国内でもわずかな発行である「VISAデビット」の発行機関である事は、特筆する点としても
実際の所は、利用に条件等がついたりとその方向性には疑問が付く事もまた事実と思います。
実際の商取引で、振込先金融機関を地元銀行にしていた所を「ジャパンネット銀行」へ変更した理由は、入金管理のスピーディ化であり、管理の容易さも後押しする結果となりました。
一方で、イーバンクに関しては、覚えやすい口座番号にもかかわらず、最後まで「指定口座」にする事をためらいました。
理由は、「楽天の資本参入」の段階で、「楽天銀行」になるのは時間の問題と見ていたからです。
変更時期は、来年の6月をめどにと言う書き方でしたが
変更の可能性として見た場合に、今年の10月、来年の1月、4月ではないかと見ています。
どれも、可能性としては高く、
「下期」としての10月、
「年変わり」の1月、
「新会計月」の4月と
いう理由です。
もちろん、上記外にあるかといえば、考えられる事ですが
私の予想としては、来年の1月あたりが有力に思えます。
認可が下りるのが、10月頃で、変更準備等を含めると来年1月が最短だろうと言う見解です
それからした場合に、今後どうなるかは予想が付く話で
商号変更のスケジュールは
来月に、本店所在地を楽天本社と同じ位置に変更
平行して金融庁へ商号変更の申請
変更審査を経て
商号変更
といった流れでしょうか。
もちろん、私個人の予想であるため「公式見解」とは異なりますし、何の根拠もありません。
ただ言えるのは
これまでの社名変更の動きを見た場合に、この期間があれば「可能ではないか」と言う事でしょうか。
楽天が参入してから、サービスが改悪された?とか利用者が使いにくくなったと言う話を良く耳にするのですが
理由の大多数が「ATM」と「振込手数料」に関する所で、この点について言えば「ごもっとも」な事ですし、便利さの指標であるのも事実です。
イーバンクに限らず、近年の動きは「基本料」を高めに、特典をつけて「値下げ」という「一律」サービスから「条件」つきサービスに変わったのが特徴かもしれません。
特定のサービスを使ってもらう事を条件に「各種手数料」を無料化する動きが多く
「ジャパンネット銀行」だと「ヤフー決済」の登録で口座維持費無料
「三井住友銀行」では「ウェブ通帳」の登録でATM手数料無料
といった様に、特色あるサービスであるか?といえば
イーバンクだけ、突出して「目立っては困る部分」が目立った結果になったようです。
せめて「振込手数料が一律160円」とか「ATM手数料が終日無料」とかインパクトのある部分を改定したことが一番のブーイングだった事でしょうか。
顧客数も300万と地方銀行の顧客並みに利用者が多いだけに
サービスの改定は必須だった事でしょう
楽天銀行になれば、信販と銀行を一手に抱えて管理する事になる事を考えれば
これまでの払い込み先はすべて「楽天銀行」一本になる事はもう確実で、イーバンクが提携しているカード会社の契約は、近い将来解消して楽天KC一本になるのでは無いかと思います。
為替取引の関係で見た場合に、西日本シティ銀行へ依存している部分がある事を考慮するとそのまま解消になるかといえば、まだまだ不透明です。
今後の動きに注目したいです
— posted by おおくす@ai2station at 09:56 pm TrackBack [0]