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KDDIの通話料割引サービスの素朴な疑問〜まとめラインは無料ではない。

請求書が確定する、毎月中旬は関心の有無にかかわらず、流し読みする事が多く
たまたまKDDIの料金アプリがiPhone用でリリースされている事に関連して、明細を確認した。


主な割引プランは
「通話料全体」を割り引く「基本プラン(通称:だんぜんとーくDX)」と
県内通話 3分8円、県外通話3分15円の「一律プラン(通称:まとめライン)」があります。


料金割引プランの煩雑さは、今に始まった事でなく、今回はこういうパターンだった

主な料金割引プランの特徴は

「マイラインプラス」を全区分(4区分)登録している事

が基本条件となり、ほかのプランに関しては、定額料を支払う事で割引になると言うパターン


今回は、やや複雑で

「携帯+固定」の料金を統合する「まとめて請求」を完了させ、さらに「着信固定電話の番号」と「携帯電話」の関連付けができていると言う条件が付与される。


今回問題となったのは
「まとめライン」というサービス

基本的なサービスは「まる得ライトプラスLink 」である。

これはマイライン4区分の契約が確認されると「無料」となるサービスですが、条件を満たさない場合は2100円が発生する仕組み。
(最低利用料が2100円と書いてある部分から考えれば、2100円までは料金は定額という解釈と考えられる)


その一方で、「まとめライン」は、基本的に「まる得ライトプラス」と概ね違いは無く、定額料が420円という部分である。

ただ、この定額料の計算が巧妙である

420円のうち、マイラインに登録があれば「210円」の割引、さらに請求書を統合(まとめて請求)していると、さらに210円の割引である。

この点は、請求書割引の「まとめて請求」の月額105円に比べれば2倍である。

そこだけ見れば、これまでより多くなるが、実際は


「まる得ライトプラス」=定額料0円 × n回線 = 0円
「請求書統合」=105円割引

合計 105円引き

である一方
「まとめライン」=定額料420円 × n回線 = 420n円
「マイライン割引」=210円割引 × n回線 = 210n円
「請求書統合割引」=210円割引 × 1請求書= 210円

合計 ±0円(割引・割増無し)
n=1の時は0円、2回線以上となれば、210円ずつ加算される

と言う結果となる。この点について言えば、「まとめライン」の方が条件が悪く、「まる得ライトプラス」がよさそうに思うのだ。


この2つのサービスは「個人向け」「法人向け」と銘打っているが、実際にサービスの名称通り「まとめライン」は、ケータイとの連携に力を入れている。

これまでau自宅割は、通話料が最大50%割引である。しかし、IP系電話回線(メタルプラス・050IP電話など)を申込している場合は、全額(100%)割引が適用される。

その為、割引条件の良い、IPサービスを利用するのはある意味規定路線となる。

一方で「郊外在住」の私の会社は、こういったサービスを利用する条件が満たせず、マイライン割引しか受けられない為、メリットは非常に低い。


実際、この問題はKDDIのコールセンタで尋ねても「正確」な対応ができた社員は残念ながら無く、制度上の不備を認めざる得なかった。

私自身も「これまで割り引き」されていた恩恵が受けられず、結果的に「割り増し」となるのは、いかんせん「不満」が残る。


ただ、携帯電話から事務所への「携帯発固定着」の通話料金は、月に1000円から2000円掛かっている為、時間と回数が多いと考えれば、仮に100円割引されなくなった場合でも100円以上の割引が認められれば、効果があると判断して良いと思う。

故に今回の結論は「まとめライン」は「2回線以上」申し込むと必ず「有料」になると言う事。

まとめラインの「着信割引」が必要無ければ、法人向けの「まる得ライトプラス」を申し込む事が有効と考えられる。

たかだか数百円の事でごたごたするのも非常にやるせない気分であるが、「まとめライン」を申し込む予定がある場合は、注意すべき割引サービスと言える。

引っかけ無し、条件無しで考えれば

NTTコミュニケーションズの「プラチナライン」かもしれません。


・・・・。


原点回帰でNTTと行きたいところですが、IP化が進めば通話料金の制度も以前の様に「定額化」が進むのでは無いかと思います。

— posted by admin at 06:33 pm   pingTrackBack [0]

KDDI(au)のオンラインシステムがダウン〜情報システムのぜい弱性を見る

ドコモも学割を始めると言うが、auの二番煎じがどこまで実効性があるか分かりませんが、今日の話題は「システムダウンの話」

こういう事例を見ると、いかにコンピュータシステムを多重化しても不安定になるとひとたまりもないと思います

http://www.kddi.com/corporate/news_release/2010/0126c/index.htmlLink

ただ、日頃の管理面等を考えた場合、システムダウンの原因として「ソフトウェアのバージョンアップ」失敗が多く
その次が、ネットワーク機器(ルータ)の不具合によるもの
があげられるという。

今回は、はっきりとした原因は発表されていないものの、インターネット回線からのアクセス・社内LANからのアクセスがそれぞれに複合する仕組みと思われ、管理は決してかんたんとは到底思えない。

今回の事故は単なる偶然ではなく、どこの企業でも、いつ発生してもおかしく無いのである。



auでシステム障害、店頭手続きがストップ

 KDDIの携帯電話auの業務システムで25日深夜に障害が発生し、26日午前から、店頭での新規加入の申し込みや解約などの各種手続きの多くができない状態となった。


 午後3時に復旧したが、手続き業務の大半が停止する大規模なトラブルは初めてといい、同社で原因を調べている。

 店頭では、機種変更の申し込みや故障・修理の受け付け、料金支払いなども含め、受け付け業務の大半が処理できなくなった。コールセンターや携帯電話のインターネット「EZweb」を通じて行う手続きの一部もストップした。電話やメールなどの通信に支障はなかった。

 KDDIは一部の手続きについて、利用者からの申し込みを預かった上で、復旧後に事後処理する対応をとったという。

— posted by おおくす@ai2station at 08:18 pm   pingTrackBack [0]

KDDIのFAXサービスは果たして便利か?

先日、華々しく発表したKDDIのFAXサービス

これが思いの外「ダメ」である事が分かってきました。


サービスの内容を他社比較のためにいわゆる「ネガティブキャンペーン」で自社の優位性を出させる為の事にもかかわらず、一番使えない会社にノミネートされる事は本末転倒と言えることでしょうか。


KDDIのFAXサービスはいわゆる050ネットワークを応用した技術となり、ファクスプロトコル(通信上の取り決め・FAX通信14400bps)+留守番電話(?)が付いているこのサービスがいわゆる「ペーパレス時代」に最適と言うが、どこまで最適か?といえば

まず
<1>050から発信出来る番号にしか着信は出来ない
(いわゆる020や0077などといった番号)には通信として利用が出来ない
これは、他社のサービスも差異は無いので、問題は無い

<2>FAXサービスなのに何故留守電機能が付いてあるのか?
ファクスの文字と留守電の音声はどちらもデジタルデータとして使えるからと言うのが理由という
(ついでとはいえ、用途はあるのだろうか?)

<3>送信する方法が「ウェブサイトにログインしなければ利用できない」点
この点は、一部の方はご存じと思うがシステム開発のエンジンとして今回契約を検討していた私にとって、相当な痛手である。

iFAXが約30円前後、ISP型だと50円、それからするとKDDIの15円というのは非常に半値以下という価値を持っている

しかし、outlook expressといったアプリケーションからは、利用出来ない事を考えると

使い勝手は非常に悪い


その上で初期費用1000円、月額950円を払う価値があるか?と問われると

正直疑問が残る

送信専用としても使えず

かといって、受信用として見れば、月額がかからないD-FAXが便利

しかし、NTT光フレッツに契約すれば、追加番号+FAX転送サービス(各100円、合計200円)で利用出来る事を考えれば、KDDIのサービスに関するアドバンテージはきわめて0に等しい

送信はiFAX、受信はFAX転送(D-FAXは020系なので送信不可の回線が多い)事から、この二つを契約するだけでほぼ充足する事は事実ではないか

もっとも、DFAXに至っては、回線契約料に2625円と有料化された事、020と言う番号帯の関係からも、送信に制約がある事など

どれをとっても決してプラスとは言えず、050系のファクス番号は050のIP電話と併用する事で、これからのオフィス形態として理想系とも言えるのは事実だろう。


050系に匹敵するサービスは、通話料無料の0120しか用意されていない。

現在のIT企業が軒並み連絡先を050に移行するケースが増えている

ファクス番号も050にして使っている企業も目立つが、正直なところ

別事業として050電話と050ファクスにする事は異論は無い

しかし、長崎県南島原市の様に代表回線以下すべて050で構成している自治体も存在するのが事実だ。

これは、「部門間の電話を無料」にすることが目的であり、地元民の事などはみじんも考えていない、無責任な自治体だと感じている。

私の会社では050ファクスは便利だと分かっていても手が出せない

もし、導入を検討するならば営業時間外は050の番号にファクスか留守電を入れるようにする事しか使用用途はないだろう。


もっとも、留守電+ファクス用に月1000円近く払うなら、留守電機能付きファクスを買ってつないだ方がよっぽどマシで、ペーパーレス時代と謳っている本サービスが本来の目的として使われているのか?甚だ疑問でならない


今後競合とサービス争いをするならば

同等なサービスを提供できる企業の比較をしっかりするべきで


iFAXより不便でDFAXの様な手軽さも無いでは、どっちつかずと言われても仕方ない。


一番収益として取れるとすれば「ASP」として組み入れられる様なエンジンが他社に先駆け価格面で有利ならすぐにでも利用したい


今回の発表はもとより、先般から発表されたガンガンメールやauBOX等、近年KDDIが発表するサービスは何かと欠点が多い

ニーズがずれている?ように感じるのは私からみた率直な感想であり

他社のネガティブキャンペーンをする前に、他社が出来るサービス・機能・価格はすべてクリアした上で、投入頂きたい。


非常に残念である

— posted by おおくす@ai2station at 07:27 pm   pingTrackBack [0]

KDDIコンタクトセンターまた電話が入る 第2弾

昨年も同様な記事を書いておりましたが


まだまだ、学習能力の低い社員が多い事を痛感させられます。

KDDIに限らず、各社足を引っ張る社員が多い事は事実で、先般からも同様の話題が並んでいる事と思います。


さて、今回の連絡内容というのは「クレジットコール」のカードが廃止になると言うお知らせ

これは、昨年の段階で廃止が決定され、来月末を持って終了するサービスです。

公衆電話等を始め、顧客先で電話を借りて通話する事は、すでに時代遅れですから

このような事自体、不要と思う方が多いのも事実と思います。


元々私自身は、NTT(現・NTTコミュニケーションズ)のカードCを使っており、こちらが月額100円と有料でしたが、KDDIは月額基本料が無料という点で、大変魅力的でした。


では、NTTとKDDIのサービスで決定的に違う点が一つあります


NTTは、通常に利用できるサービスとして「発信先に原則制限が無い」事に対し、KDDIは「携帯電話等への通話ができない」という根本的な違いがあります。

そのため、無料ではあるが携帯電話になると、とたんに利便性を欠いたサービスであった事は、意外と知られていません。


結局、公衆電話の設置台数の逓減に伴い、サービスコストを考えた結果、サービスを廃止する事は、当然の成り行きと言えます。


KDDIが代替サービスとして、au携帯電話を提案しておりましたが・・・・


これは、わざわざ提案するまでの事でなく、提案以前に「会社が半強制的に持たせる」という事ですから

提案もへったくれもありません。


その後、コンタクトセンターの瀬戸口さんは連絡すると言う事を言いましたが、結局「連絡」はありませんでした。



色々ありますが、今後の事を考えれば


くだらん事で電話する位なら、もっとまともなサービスを提供して欲しい


それが、ユーザひとりひとりの意見では無いでしょうか。


本当に必要なサービスとは、いわゆる「プロ志向」であり、「あれこれそれ」で相手の意図が分かれば良いのですが


現実は厳しいように思います。


相変わらず、コンタクトセンターの方々にはいつもあきれかえる日々です

— posted by おおくす@ai2station at 10:00 am   pingTrackBack [0]

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