銀行振込の口座のあれこれ

銀行口座も時代とともに変遷しているといいますが

近頃は「お客様専用の口座」があります。という案内を良く聞くことだと思います。

**銀行☆☆支店 普通:9999999 という形で

実際に☆☆支店ってどこにあるのか?と思われるでしょうが

残念ながら「存在」しません。

銀行側が定めた便宜上の「支店」です。

イーバンク銀行Wイオン銀行Wじぶん銀行Wなどのようにネット決済専門銀行の場合

イーバンクやじぶん銀行の場合は、支店名を選べますが、イオン銀行の場合は「生年月日」で口座支店を設定するため、支店名=誕生月がわかってしまう何とも個人情報漏洩?といわんばかりの銀行も存在します。(はたから見たらそんなことおかまいなしと思いますが)


話がそれてしまいましたが、こういう「☆☆支店」のことを「仮想口座=バーチャルアカウント」と呼び、三井住友銀行Gが特許を持つ、「パーフェクト」というサービスです。

これを使うことにより、誰がいつ振り込んだという情報がリアルタイムにわかるため、振込人情報から割り出す作業が大幅に軽減され、人的コストも相当下げることができたといいます。


しかし、このサービスには致命的な欠点があり

お客さんが「口座番号」を間違えて振り込んでも、お客さん自身は「宛名が正しい」ため、銀行振込は適切に処理されてしまうことになります。

そのため、収納企業側では、振込を受けたにもかかわらず「未入金」という状態が発生してしまい、原則は「再度振込直し」という。
(実際のところは、振り込んだ口座番号から正しい口座番号への振り替え処理を行うため、内部処理で済ませていると思います)


これまでの銀行口座というのは「当座」ないし「普通預金」口座のいずれかに「名義人」からの振込を確認した上で、入金リストからオンラインで打ち込みを行っているのが現状といいます。

それをこのパーフェクトの場合は、「入金リスト」を読み込むだけで、顧客の売掛残データに反映することができ、入金・督促業務がスピーディに行えるという非常に便利なサービスといえるのです。


現在、ほとんどの信販会社はこの三井住友銀行に口座を開設しており、一方でみずほコーポレート銀行W三菱東京UFJ銀行Wなど主要都市銀行はすべてこの仮想口座をつかった入金管理を行っています。



近年の振込先で一番多いのが、三井住友銀行

その次に、みずほコーポレート銀行、そして三菱東京UFJ銀行の様におもいます。

三菱東京UFJ銀行の場合は、支店名からみて実際にありそうな支店名をつけていることに対し、三井住友銀行は「花の名前」を使っています。みずほコーポレート銀行は「**号支店」となんとも素っ気ない名前ですが、ゆうちょ銀行Gに比べれば幾分かましかもしれません。


振込口座番号は毎回変わりそうな雰囲気ですが、上記理由から「会員登録」=「専用口座割り当て」というのが、近頃の流行です。


毎回振り込む場合は、登録カードを作っておくと便利です。


もっとも、仮想口座の親口座は「実在する支店名」になっており、こちらは原則非公開です。
(まれに本体口座が表にでることもあるようですが・・・)


口座名もこうやってみると奥が深いと思います。

— posted by おおくす@ai2station at 09:39 pm   pingTrackBack [0]

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