仕事と期限

仕事とは期限のある約束だ


期限内に仕事がこなせればその報酬を得る事ができるが

その一方で、期限が過ぎたり、商品を破損させてしまえば、報酬を得るどころか弁償しなければいけない。


これがいわゆる「仕事」である。


弁償で済めばまだ良い。


実際は、期限が過ぎたり商品を破損させてしまえば、次はない。


すなわち我々経営者は、そういった「崖っぷち」で仕事をしているにほかない。


会社組織であれば、仮に誰かが失敗してもフォローして行く体制がある。
しかし個人事業を含め、零細企業はとうてい代わりが無いので転げ落ちるだけである。


そうなって離れた顧客はもう帰ってくることは無い。
それくらいシビアな事である。


業者という立場は、多少なりの損失はあると考えている。
それはそれで仕方ない事で、損得抜きでやらねばいけない場面がある。


顧客は業者が「明らかに損」している事で「信頼」を得る。

その一方で、顧客は業者から依頼された「課題」を同時にクリアしなければならず
その一つに「債務保証」である。
これは、ほとんどの場合問題無いとして、もう一つが「資料準備」という事である。

通常は、顧客の不手際を業者が責め立てる事はまずない。


しかし、業者は顧客から突きつけられた「期限」を守らなければ「仕事のできない奴」とレッテルを貼られるのもそれはそれで困る。

だから業者は「期限」を厳守し、「結果」を残さなければいけない。
顧客が「期限」を突きつける以上は、業者も顧客に対し「期限」をつけるしかない。


それができなければ、契約不履行となり業者の責任は免責・・・と言いたいが
このご時世、顧客優勢であるゆえ、そんなうまい話がある訳がない。
今日も頭の痛い案件をいくつか抱えており、この問題がどう決着するかはわからない。

参りました

— posted by admin at 11:05 am   pingTrackBack [0]

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